テンセントでテンバガー&今後の見通し

前回の続きです😄

中国中鉄で口座残高を見るのも嫌だった2010年初めに一念発起して(新年こそ新しいことをやりたくなりますよね?)、毎年株価が騰がり続けている企業の株を買おうと調べ始めます。

このアイデアは今でも銘柄選定の際にとても重要視しています。なぜならこれまで業績も株価も右肩上がりのものは今後もそうである可能性が高いというものです。

もちろん必ずそうなるという保証はありませんが、そういった企業はライバルと何が違うのか、真似のし辛い障壁があるのか等、調べると興味が尽きないものです。

その中にICQという1対1のメッセージングチャットアプリの中国版とも言われるQQというアプリの開発企業で使用者が数億人いて皆使っているというテンセントという会社に出会います。

当時でも毎年30%以上は売上が成長しており、知名度が凄く当然株価も2004年上場時から6年弱で35倍にもなっていました。さらに私が唯一知っていたPER(株価収益率)という指標でも40〜50倍はあったと記憶しています。

PERは低い方が良い、30倍を超えるなんて高いなんて言われており、それより高いテンセントを買うことに迷ったのも事実です。ちなみに今ではPERはほとんど見ませんが、当時はそれほどPERという数値の評価がありました。

そんなテンセントですが最終的には購入します。理由は中国のIT産業が国民が裕福になるに連れて更に支出が伸びると判断したのと、人との繋がりを大事にする中国人の絶対的な知名度、そして有名中国株ブロガー(カテキンさん)の推奨です。

そう最後のひと押しは有名ブロガーさんだったのです😅恐らくほとんどの方がそうであるように私もそうでした。

そういった意味では購入時は皆さんと変わらなかったと思います。ただ他の方と違ったのが、ずっと売らずに持ち続けたという一点です。

株価というのは購入直後は買値を下がることは当たり前です。そこで20%以上下がらなければ持ち続けるという1つのルールを決めた結果、たまたま売る機会がなく最終的にテンバガー(10倍以上)になっただけなのです。

正確には買値から20%を割ったことがあるかもしれませんが、毎日株価を見るということをしていなかったので、そこも良かったのかもしれませんね。運もあったと思います😅

毎日株価をチェックするのは上昇相場では楽しいものですが、下落相場では見たくなくなるのが人間の心理です。また、毎日の値動きを見ると株を売ったり買ったりしたくなるものです。

長期でパフォーマンスが良いのはインデックス株を買って売らずに持ち続けるというのが今では定説なところがありますが、当時の私も短期売買は手数料負けすると思い、買ったらそのままというスタイルでした(先の中国中鉄は別で自分への戒めと思い、20%ルール関係なくずっと保有し続けていました😱)

そのため最終的に証券会社(ユナイテッドワールド証券からエイト証券に途中で名前が変わる)が中国株の取り扱いをやめるので売るか他の証券会社へ移管してくださいとなるまでテンセントは売却しませんでした。

移管せずに売却した理由は一般口座からの移管は必ず一般口座になってしまうのが嫌だったので、特定口座で改めて買い直しています。

余談ですが売却後に銀行に3000万円入金があった際、すぐに電話が掛かってきて、資産運用に興味はありませんか?と来ました😅いや、私の方が詳しいと思いますよ、となったのは言うまでもありません😆銀行も投資信託を買わせるノルマがあるのでしょうね。お気の毒に😇

ちなみにテンセントを2010年に購入した際の取引履歴です。当時の1000株(1対5の株式分割後の現在でいうと5000株)を172万円で購入しています。

この5000株を持っていれば約600HKD×5000株=300万HKD=4200万円分を持っていることになるのですが、今は3000株の保有のみで、今後も買い増すことはPFのバランス的にもないと思います。

テンセントについては現在も強気でホールドのスタンスですが、WeChatPayのビジネスがどうなるか不透明、ゲーム事業も現世界1位と2位の売上のIPを保有しているものの2018年のように国からの規制のリスク(未成年者がゲームばかりというのは当然嫌でしょう)と競合他社の台頭があります。

また、大きすぎる企業となったため、国(中国共産党)としても制御不能に陥らないように今まで甘く見てくれていた面が逆に国のおかげでこれまでの成長があるのだと様々な圧力をかけて来ています。

まずは現体制に少し反発してしまったアリババがアリペイの上場取りやめと独禁法違反で巨額の罰金を受けていますがテンセントも同様でアリババほどではないにしろ罰金を受けることは確実の状況です。

その為、株価は軟調となっており、直近決算で好決算を発表しても上昇とならないのは罰金含めた今後の見通しが不安だからでしょう。少なくとも罰金が決まらないとしばらくは厳しい見込みです。アリババが罰金後も低迷しているのを見ると直近1年は厳しいかもしれません。

中国株をやるということはチャイナリスクと呼ばれる日本株や米国株では考えられないような突然の規制や圧力のリスクを受け入れる必要があります。

昨年末から今年の2月にかけて中国株ADRの銘柄が相対的にチャイナリスクディスカウントによって割安のままと判断され、軒並み短期間に2倍以上騰がるという珍しい場面がありましたが一部の好業績株を除いて高騰前に戻りつつあり、この安心できない感が個人的にも中国株をあまり強くおすすめしにいく点です。

どうしても中国の企業に投資したいというのであればKWEBのようなETFをおすすめします。どうしても個別株が良ければ最初はテンセントやアリババのような大型株から始めた方が無難だと思います😊

と言ってもテンセントはADRでは買えないので香港市場で買う必要があり、1単元(100株)で85万円は普通の人だとハードルが高いのも事実です。改めて米国株の1株から購入できる仕組みが素晴らしいですね✨

話が寄り道しましたがテンセントの良い見通しとして数年前からB2Bのビジネスに力を入れてきており、日本国内でもテンセントクラウドの進出など動きがあります。これまでどちらかといえばtoC向けのビジネス展開がメインでしたがtoBのビジネスも取れればまだまだ伸びると考えています。

また、最後に中国のことが歴史認識やチベット、香港、台湾問題などでポジティブな感情ではない方が多くいらっしゃるのは承知しています。それと投資は別に考えて、中国という国にリスクはありますが投資の範囲を拡げるのも悪くないと考えます。

例えばIT分野では中国は日本に大きく先行し始めました。10年前までは中国にオフショアしていたのが、今後は逆に日本がオフショアされる側になるかもしれません。ゲームやアニメ分野では一部そういう兆しが見えています。

好む好まないに関係なく中国という国の影響力は大きくなる一方です。私が言うまでもないと思いますが投資についても無視できなくなって来たと感じています。

皆様はどうお感じでしょうか?ここ1年でだいぶ中国株に言及される方が増えた印象なので、今の若い方が購入に至った経緯などはとても興味深いです😊まだ買われたことが無い方も興味を持ってもらえたら幸いです🤗

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